GPT Image 2×CodexでLPを作ってみた|AIだけでどこまで作れるか試した結果

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GPT Image 2×CodexでLPを作ってみた|AIだけでどこまで作れるか試した結果
GPT Image 2とCodexを組み合わせてLPを1本作ってみました。制作時間、クオリティ、修正のしやすさ、そして「人間が必要だった部分」まで現役デザイナーが正直にレポートします。

「LP制作者終わりです!」は本当か

SNSでこんな投稿が流れてきました。

「Codexやべぇぇぇ!!!もうLP製作者終わりです!」

正直、最初は「また煽りか」と思いました。

でも自分はLP制作を仕事にしている人間です。無視するわけにもいきません。実際に GPT Image 2とCodexを組み合わせてLP1本を作ってみた ので、その過程と感想を正直に書きます。

結論から言うと、想像以上にできた。でも「これで制作者不要」は言いすぎ です。


今回作ったLP

テーマは AI業務効率化SaaSのLP にしました。理由は、自分がよく作るジャンルだからです。いつもの制作と比較しやすい。

ターゲットは中小企業の経営者。構成はオーソドックスなものにしました。

  • ファーストビュー(KV + キャッチコピー + CTA)

  • 課題提起

  • サービス紹介(機能3つ)

  • 導入事例

  • 料金プラン

  • よくある質問

  • CTA

普段なら、この構成のLPをデザインからコーディングまで仕上げるのに 最低でも3〜5日 はかかります。


Step 1:GPT Image 2でビジュアルを生成した

まずはファーストビューのメインビジュアルから。

プロンプト例

SaaS企業のLP用ヒーロー画像。
ダッシュボードを操作するビジネスパーソン(日本人男性)。
背景はオフィス。明るく清潔感がある。
カラー: ブルー(#2563EB)基調、白背景。
スタイル: モダン、余白多め。
16:9比率。

数秒で出てきた画像を見て、正直驚きました。

ストックフォトサイトで30分探すより、よほどイメージに近い。しかもブランドカラーに合っている。

続けて以下も生成しました。

  • 機能紹介セクション用のアイコン(3種)

  • 導入事例セクションの人物画像(2名分)

  • 背景のグラデーション素材

素材準備だけで見ると、従来の半日が約15分に短縮 されました。


Step 2:Codexにコーディングさせた

ここが今回の本題です。

最初の指示

以下の構成でLP(シングルページ)のHTML/CSS/JSを作ってください。
レスポンシブ対応必須。

構成:

  1. ヒーロー(KV画像 + キャッチコピー + CTAボタン)
  2. 課題提起(3つの悩みを並列表示)
  3. サービス紹介(機能3つ、アイコン付きカード)
  4. 導入事例(2社、人物画像 + コメント)
  5. 料金プラン(3カラム比較表)
  6. FAQ(アコーディオン)
  7. CTA(フォーム or ボタン)

トーン: 信頼感がありつつ親しみやすい メインカラー: #2563EB

Codexが数分でコード全体を生成しました。

驚いたポイント

ブラウザで開いた瞬間、「え、これもうLPじゃん」と声が出ました。

  • セクションの区切りが自然

  • CTAボタンのホバーエフェクトまで入っている

  • スマホ表示もそれなりに整っている

  • アコーディオンのJS(開閉)もちゃんと動く

「とりあえず動くLP」が数分で出てくる のは、やはり衝撃です。


Step 3:修正指示を出してみた

ここからが勝負です。初稿で完璧なLPは、人間が作っても存在しません。重要なのは 修正がどこまで通るか です。

実際に出した修正指示と結果

修正指示

結果

「CTAボタンをもっと大きく、角丸を強めに」

即反映。問題なし

「ヒーローのキャッチコピーを変更して」

テキストだけ差し替え。レイアウト崩れなし

「料金プランの真ん中を"おすすめ"で目立たせて」

ハイライト + バッジが追加された

「全体の余白をもう少し広げて」

padding/marginが調整された

「FAQの質問を5つに増やして」

HTML構造ごと追加。JS連動もOK

「フォントをNoto Sans JPにして」

Google Fontsの読み込みごと追加

修正が普通に通ります。 これが一番の衝撃でした。

従来なら「修正依頼→確認→対応→再確認」で2〜3営業日かかっていた工程が、指示から数分で反映 されます。


Step 4:GPT Image 2の画像を組み込む

生成した画像をCodexに渡して組み込む工程です。

ヒーロー画像を添付した画像に差し替えてください。
アスペクト比を維持して、セクション幅に合わせて。

画像の差し替え自体はスムーズでした。ただし、画像と周囲の要素のバランス調整は何度かやり取りが必要 でした。ここは後述する「微妙だった点」に関わります。


実際に感じた「ヤバさ」

良かった点

コーディング速度が異常に速い。 従来2〜3日かかるコーディング工程が、修正込みで数時間に短縮されました。

修正のハードルが消えた。 「ちょっと試してみたい」が気軽にできます。キャッチコピー5パターン試すのも、ボタンの色を変えるのも、指示1つです。

量産が現実的になった。 1本のLPを作ったら、構成を使い回してバリエーション違いを短時間で作れます。ABテスト用のクリエイティブを複数用意するのが現実的になりました。

モデル撮影も素材購入もいらない。 GPT Image 2のビジュアルだけでLP1本分の素材が揃いました。ストックフォトの費用も、撮影のスケジュール調整も不要です。


微妙だった点

ここを正直に書きます。

「なんかダサい」が起こる。 コードとしては正しい。レイアウトも崩れていない。でも プロが見ると「惜しい」 。余白のリズム、要素の重み付け、視線誘導の繊細さ。ここはまだ人間のデザイナーに分があります。

情報設計は人間が必要。 「何を、どの順番で、どう見せるか」の設計はAIに丸投げできません。Codexは指示された構成を忠実に再現しますが、「この構成で本当にCVRが出るか」は判断してくれない のです。

UIの細部が甘い。 ボタンの影の付け方、セクション間のグラデーション、画像とテキストの距離感。一つひとつは小さいことですが、積み重なると「テンプレ感」が出ます。

本当にCVRが出るかは別問題。 見た目が整ったLPと、成果が出るLPは違います。コピーの刺さり具合、オファーの設計、ターゲットの解像度。ここはAIが作ったかどうかに関係なく、マーケティングの力 です。


従来のLP制作 vs AI制作:比較表

項目

従来の制作フロー

AI制作フロー

ビジュアル素材

撮影 or 素材購入

GPT Image 2で生成

デザイン

Figmaで手作業

AIが補助 + 人間が調整

コーディング

手書き or テンプレ改修

Codexが生成

修正

依頼→対応→確認(数日)

指示→反映(数分)

制作期間

2〜4週間

数時間〜1日

外注コスト

30〜50万円

ほぼ0円

数字だけ見ると「もう外注いらないじゃん」と思うかもしれません。でも この表に載っていない価値 が、これからの制作者にとって最も重要になります。


AI時代に価値が上がること・下がること

価値が下がっていくもの

  • 単純なコーディング作業

  • 参考サイトを模倣するだけのデザイン

  • 「作って納品して終わり」の制作

  • 素材を探して当てはめるだけの作業

これらはAIが速く、安く、大量にこなせるようになりました。

価値が上がっていくもの

  • 戦略設計 — 誰に、何を、なぜ伝えるかの設計

  • 導線設計 — ユーザーをどうCVに導くかのシナリオ

  • CVR改善 — データを見て仮説を立て、改善を回す力

  • AIディレクション — AIに的確な指示を出し、品質を担保する力

  • 顧客理解 — クライアントの事業課題を理解し、最適解を提案する力

つまり 「作る力」より「改善する力」が重要になる ということです。


これからのLP制作者に必要なこと

AIがコーディングを代替しても、「このLPで成果が出るかどうか」を判断できるのは人間 です。

具体的には、こういう仕事が残ります。

  • LPの目的とKPIを設計する

  • ターゲットの悩みを言語化する

  • 訴求軸を決める

  • AIが出した初稿を「プロの目」で調整する

  • 公開後のデータを見て改善を回す

AIは「制作ツール」として最強になりました。でも「何を作るべきか」は教えてくれません。

ここに価値を出せる人は、むしろAIのおかげで 生産性が何倍にもなる はずです。


まとめ

  • GPT Image 2 × Codexで、LP1本が数時間で形になる 時代が来た

  • コーディング速度と修正の手軽さは想像以上

  • ただし、情報設計・UIの繊細さ・CVR視点は人間が必要

  • 「作る力」より 「改善する力」 がこれからの差別化ポイント

  • AIを使いこなせるLP制作者は、むしろ価値が上がる

「LP制作者終わりです!」ではなく、「LP制作の定義が変わる」 が正確な表現です。作るだけの時代は終わり、成果を出す人だけが残る時代 が始まっています。

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